人を知る

「施工管理」と聞いてどのようなイメージを持たれるでしょうか？

怖い職人さんに怒られるのでは…長時間労働で休みなく働かないといけないのでは…というネガティブなイメージをお持ちではないですか？

私が入社した1986年頃はまさにイメージ通りの世界でした。

当時、仕事は見て覚えるということが当たり前で、職人さんに怒鳴られながら、失敗をしながら、がむしゃらに仕事をしていたことを覚えています。

半人前だった私が施工管理を任された、パチンコ店の新店舗の工事は特に記憶に残っています。

3か月間の突貫工事で、毎日夜遅くまで続く仕事、自分にできるだろうかと不安になることもありました。

建設設備の知識が浅かった私を支えてくれたのは、先輩社員や、関連会社の皆さんでした。

厳しい指導の反面、決して見放さない優しさのおかげでなんとか工事を完了することができた、あの時の達成感や、お客様の「ありがとう」は決して忘れることができません。

そして何より働く環境にも変化がありました。

繁忙期には帰りが遅くなることもありますが、現在は大和ハウス工業株式会社様の施工スケジュールに則り施工を進めているため、以前のように夜遅くまで働くことはあまりありません。

プライベートの時間も大切にできます。

また、いわゆる「職人気質」の職人さんも減ったように思います。

私が若いころのように怒鳴られて一人前になるという時代ではありませんしね。

良い仕事をするには、働く環境も良くしていかなくてはいけません。

私たちは時代の変化に対応した働き方、提案力で、お客様に喜びを届けたいと思っています。

建設設備の施工は「工事が終わったらそれで終わり」ではありません。

問題なく設備を使い続けていただいているか、何かご要望がないかなどのアフターフォローが重要だと私は考えています。

そのため、お客様先へは積極的に足を運ぶように心がけています。

そうしたアフターフォローのおかげでお客様とのご縁を深め、おかげさまで多くのお客様からリピート工事のご依頼をいただいています。

弊社は少人数ではありますが、男性も女性も皆バイタリティーがあって、新しいことを学ぶということに対して前向きな方が多いです。

一人ひとりが責任を持ち、自分で考えて行動ができるスタッフと一緒に仕事ができ、とても恵まれていると思います。

住宅や、ホテル、公共の施設など、新しい生活の形を作ったり、思い入れのある大切なご自宅や、建物をこれからも使い続けていけるようメンテナンスを行い、これまでの生活を守り形を残していく仕事です。

一刻も早い復旧作業で、一日でも早く元の生活を取り戻せるように、応援の要請にも応えています。

そこに人が集まり、賑わい、新しい生活の形が築かれていくことを目にできるのは、この仕事の魅力の一つだと思います。